2015年6月1日、中国のトップクオリティ誌である新華社『瞭望』に周牧之「中国環境都市指標から広西チワン族自治区への観光経済を読み解く」が掲載された。
2015年6月1日、中国のトップクオリティ誌である新華社『瞭望』に周牧之「中国環境都市指標から広西チワン族自治区への観光経済を読み解く」が掲載された。
2015年4月13日、中国のトップクオリティ誌である新華社『瞭望』に雲河都市研究院の中国都市総合発展指標が紹介された。
2015年3月2日、中国のトップクオリティ誌である新華社『瞭望』に杜平、周牧之、穆荣平、張仲梁、4氏による討論の記事が掲載された。
2014年3月24日、中国のトップクオリティ誌である新華社『瞭望』新型都市化計画特集に周牧之「モジュール都市の手法で新型都市化の道を模索」が掲載された。
第一回環境省「中国環境問題懇談会」経団連会館で開催。南川秀樹前環境事務次官、安斎隆セブン銀行会長が開会挨拶。染野憲治環境省地球環境局中国環境情報分析官、周牧之東京経済大学教授が講演。中井徳太郎環境省大臣官房秘書課長が閉会挨拶。日中経済協会、日立、東芝、日立造船などの企業関係者が出席。
2013年12月28日 鎮江生態ニューシティ着工式。
日本環境省大臣官房、中国国家発展和改革委員会発展計画司
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
21世紀に入り9.11同時多発テロ、リーマンショック、ヨーロッパの債務危機など世界を震撼させる出来事が相次ぎました。危機と低成長に苦しむ先進諸国をよそに高度経済成長を続けた中国の、最大の原動力は都市化です。
中国は建国以来、都市開発用地の抑制と人口移動の抑制を用いた「アンチ都市化」政策をとってきました。20世紀に入ってから中国はようやく都市開発用地の緩和など都市化政策を取り入れ、とくに2006年から施行された第11次五カ年計画ではメガロポリス政策を明確に打ち出し、都市に発展のチャンスを与えました。抑制されていた都市化のエネルギーが大爆発し、世界経済低迷の中、中国は大成長しました。
中国の都市化はその規模やスケールの大きさにおいて、21世紀世界の都市化の牽引役となります。億単位の人口が農村から都市に押し寄せ、既存都市の拡張とニューシティ建設の動きが全国規模で進んでいます。しかしこれまでの中国の都市化は農民工を始めとする人口移動問題、急速なモータリゼーションによる交通問題、環境問題、エネルギー問題、土地の囲い込み問題、住宅バブルなど数多くの課題を生じさせました。とくに自然破壊や大気汚染などの環境問題は日々深刻化しています。昨年からPM2.5の大発生は環境に関する社会的な問題意識を引き起こし、大国ゆえに中国の環境問題は地球レベルの大課題になっています。
習近平中国新政権は「生態文明建設」への取り組みを最重要課題の一つとして掲げ、都市問題と環境問題に対処しようとしています。中国が直面するこの二大問題に挑むものとして2012年、江蘇省鎮江市で生態ニューシティ建設モデルプロジェクトがスタートしました。長江のほとりに位置する鎮江市に220平方㎞のエリアで100万人規模のニューシティを建設する計画です。
同プロジェクトは、世界トップの頭脳を集め、モジュール都市計画の手法を用いて都市造りの中で環境問題を包括的に解決するマスタープランを作成しました。中国国家発展和改革委員会は今年4月25日、中国国務院の同意を得て『蘇南現代化建設示範区(モデル地区)計画』を批准し、鎮江生態ニューシティを「生態文明先行区」として明確に位置づけました。同プロジェクトは都市化の途を爆走する中国そして世界に向けて、都市問題及び環境問題の解決策を提示する試みです。
こうしたなか日中の政府間で、生態文明社会を具体化する新たな都市発展モデルと日中協力メカニズムを形成する議論が始まっています。その協力メカニズムは日中産学官の力を結集し、都市化と環境問題という二つの大きな課題の解決に挑むものです。
環境省と鎮江市の主催で2013年6月12日に東京にて開かれた国際シンポジウム「生態文明社会建設を目指した日中協力メカニズムの形成に向けて」は、日本ではまだ広く知られていない中国における生態文明建設に向けた動向を紹介しました。鎮江生態ニューシティプロジェクトをモデルとして、都市問題、環境問題解決に向けた日中協力メカニズムについて議論し、世界の叡智を集めて「地球益」を探求し、内外から大きな反響を得ました。
上記シンポジウムと、日中関係機関の協議を踏まえ、来たる12月27日には鎮江市にて環境省と中国国家発展和改革委員会共同主催により、国際シンポジウム「生態文明先行区としての鎮江生態ニューシティ建設」を開催いたします。
ご多忙の中とは存じますが貴社代表、担当責任者の皆様には同シンポジウム並びにレセプションに是非ご来場いただきますよう謹んでご案内申し上げます。
シンポジウムは終了しました。 多数のご参加ありがとうございました。
●コーヒーブレイク
●コーヒーブレイク
※ 総合司会 袁喜禄(中国国家発展和改革委員会発展計画司副司長)